明日への道は
ひとつじゃない。
あなたに寄り添う
支援があります。
山梨県ひきこもり地域支援センター
ひきこもりの原因も、元気を取り戻す過程も
ひとりひとり違います。
大切なのは、個々に寄り添う支援に出会うこと。
相談はその第一歩です。
こころが和らぐつながりがあなたを待っています。
ひきこもりの定義は「様々な要因の結果として社会的参加(就学、就労、家庭外での交遊など)を回避し、原則的に6ヶ月以上にわたって概ね家庭にとどまり続けている状態」とされています。しかし現状ひきこもりの概念は広がっており、ひきこもりかどうかを期間では判断しない場合もあります。ひきこもりとなったキッカケは、はっきりしていることもあれば、原因がわからないこともあり、また、家から出られない人もいれば、他者と交わらない形なら外出できる人もいるなど、ひきこもりにはさまざまな状態があり多様化しています。
ひきこもり状態の中では「無気力でやる気が起きない」「なんだかイライラする」「もどかしさを家族にぶつけ、命令的な言葉を発したり、暴力をふるってしまう」「昼夜逆転」「何度も同じ行動を繰り返し止められない」などの症状がみられることがあります。また、ひきこもりの中には精神的な障害や病気が影響していることもあり、医療的なケアが必要な場合もあります。ひきこもりはそれぞれが異なる経緯や事情を抱えているため、一人ひとりに寄り添った適切な支援に出会うことが大切です。
令和4年度に実施された内閣府の調査により、15歳〜64歳の約50人に1人にあたる推定146万人がひきこもりの状態にあることがわかりました。また、平成30年度に行われた調査によると40歳〜64歳の年齢層におけるひきこもり状態にある人の推計数は61万3千人となっています。40代になってからひきこもり始めた人だけではなく、若い頃からひきこもり始め、中高年になってしまった人もいることから、中高年層のひきこもりは増加しています。
中高年層のひきこもりが増加している原因のひとつに「ひきこもりの長期化」があります。内閣府の調査結果によると、40歳〜64歳の年齢層では、ひきこもり状態になってから7年以上の人が約半数近くを占めています。また、親の高齢化が進み、80代の親が50代の子どもの生活を支え、経済的、精神的な負担を担う「8050問題」が社会課題になっています。ひきこもり当事者も「家族に申し訳ない」「生きるのが苦しい」など、不安を募らせているのが現状です。
内閣府の調査結果によると15歳〜64歳までの約50人に1人がひきこもり状態にあります。そのうち女性が4割以上を占めることも明らかになり、これまで男性が多い傾向にあったひきこもりが、統計上女性にも増えてきていることがわかりました。これまで専業主婦や家事手伝いをされてきた人の中には、長きにわたり社会や他者との関わりが閉ざされてきたケースもあります。ひきこもりに対する認識の広がりにより、ようやくSOSの声を上げることができた例も少なくありません。
ひきこもりは誰にでも起こり得ることです。ですが実際にご家族がひきこもり状態となった時に、どう対応したらいいのか戸惑いを覚えたり、将来への不安を感じたりすることも多いと思います。そんな皆さんに寄り添うために「ひきこもり地域支援センター」があります。悩みや不安を抱え込まずに、いつでもお電話でご相談ください。ゆっくり丁寧にお話を伺った上で、ひきこもり当事者の状態、ご家族の状況を踏まえ、適切な支援につなげていきます。今できることから一緒に考えていきましょう。
今まで大変な思いをされてきた
あなたに伝えたい。
今困っていらっしゃること、言葉にしにくいお気持ち、生きづらさなど、ゆっくりお話をお聞きします。まず電話相談を受け、お話を伺います。来所相談もできます。ご家族とご一緒でも、お一人でも大丈夫です。ご家族には言えないことも秘密を守りますので、ご自身のペースでお話ください。
他者と交流ができる安心な場所で、ほっとできるところです。陶芸やフラワーアレンジメントなどの創作活動やコーヒーの淹れ方やラテアートなどの体験活動、ボードゲームやTVゲームなどのゲームを行っています。また、生活の中でよくある場面を想定して挨拶や声かけの練習など、コミュニケーションのコツを学びます。まずは、ご見学だけでも大丈夫です。
今感じていらっしゃること、困っていらっしゃること、言葉にしにくいお気持ちなど、ゆっくりお話をお伺いします。まず電話相談を受け、お話を伺いながら来所相談をご案内します。ご家族だけのご来所でも大丈夫です。お一人おひとり、状態も状況も違います。これからを、ご一緒に考えるお手伝いができたらと思います。
家族教室では、1回目に精神科医や心理職からひきこもりの知識や社会制度についてお話しさせて頂きます。2回目に専門のトレーナーの先生とご家族のコミュニケーションの練習を行っています。
家族の会では、ご家族同士でお話をする時間を設けています。ご家族と悩みを共有する中で気持ちの整理をしたり、情報交換をしたりすることができます。このような交流は、心理的な負担軽減にもつながり、孤立が解消した方もいらっしゃいます。
市町村 | 部署名 | 電話番号 | |
---|---|---|---|
甲府市 | 精神保健課 | 精神保健係 | 055-242-8667 (相談専用ダイヤル) |
富士吉田市 | 福祉課 | 地域福祉担当 | 0555-22-1111 |
こども家庭センター | 児童福祉担当(18歳未満) | 0555-22-5155 | |
都留市 | 健康子育て課 | 健康づくり担当 | 0554-46-5113 |
山梨市 | 福祉課 | 社会福祉担当 | 0553-22-1111 |
大月市 | 子育て健康課 | 健康増進担当 | 0554-23-8038 |
子ども家庭総合支援センター(18歳未満) | 0554-23-1168 | ||
福祉介護課 | 障害者支援担当 | 0554-23-8031 | |
韮崎市 | こども子育て課 | こども相談担当(18歳未満) | 0551-22-1111 |
福祉課 | 障がい福祉担当(基幹相談支援センター) | 0551-22-1111 | |
長寿介護課 | (地域包括支援センター)(65歳以上) | 0551-23-4313 | |
南アルプス市 | 福祉総合相談課 | 地域福祉担当 | 055-282-7250 |
障がい福祉課 | 障害者相談支援センター | 055-282-6780 | |
子ども家庭相談課 | 相談支援担当(18歳以下) | 055-282-6049 | |
北杜市 | 福祉課 | 生活支援担当 | 0551-42-1334 |
甲斐市 | 障がい者支援課 | 障がい者基幹相談支援センター | 055-267-7010 |
自立支援係 | 055-267-7287 | ||
笛吹市 | 健康づくり課 | 成人保健担当 | 055-262-1972 |
障害福祉課 | 障がい者基幹相談支援センター | 055-262-1274 | |
生活援護課 | 生活支援担当 | 055-261-1905 | |
上野原市 | 福祉課 | 障害福祉担当 | 0554-62-4133 |
社会福祉協議会 | 0554-63-0002 | ||
甲州市 | 福祉総合支援課 | 相談支援担当 | 0553-32-0285 |
中央市 | 福祉課 | 社会福祉担当 | 055-274-8544 |
市川三郷町 | 福祉課 | 障害福祉係 | 055-242-7057 |
子育て支援課 | 母子保健係(18歳以下) | 0556-42-8218 | |
早川町 | 福祉保健課 | 0556-45-2363 | |
身延町 | 福祉保健課 | 健康増進担当 | 0556-20-4611 |
南部町 | 福祉保健課 | 福祉係 | 0556-64-4836 |
富士川町 | 福祉保健課 | 障害福祉担当 | 0556-22-7207 |
子育て支援課 | 母子保健担当(18歳以下) | 0556-22-7221 | |
福地域包括支援センター(65歳以上) | 0556-22-4615 | ||
昭和町 | 福祉介護課 | 障害福祉係 | 055-275-8784 |
いきいき健康課 | 055-275-8785 | ||
道志村 | 住民健康課 | 0554-52-2113 | |
西桂町 | 福祉保健課 | 0555-25-4000 | |
忍野村 | 福祉保健課 | 0553-84-7795 | |
山中湖村 | 福祉健康課 | 0555-62-9976 | |
鳴沢村 | 福祉保健課 | 0555-85-3081 | |
富士河口湖町 | 福祉推進課 | 社会福祉係 | 0555-72-6028 |
小菅村 | 住民課 | 福祉担当 | 0428-87-0111 |
丹波山村 | 住民生活課 | 0428-88-0211 |
ひきこもりに悩んでいる方や
そのご家族へ相談や支援活動を
行っています